睡眠時無呼吸症候群が疑われたら何科を受診すればいいの?歯医者でも治せるの?

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睡眠時無呼吸症候群が疑われたら何科を受診すればいいの?歯医者でも治せるの?

睡眠時無呼吸症候群が疑われたら何科を受診すればいいの?歯医者でも治せるの?

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が弱くなる、または停止することにより、睡眠障害が起こる疾患のことです。その治療の一翼として歯科医療が関わることができます。

具体的に歯科医療とどのように関わってくるのか、みていきましょう。

睡眠時無呼吸症候群とは

自睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に呼吸が弱くなる、あるいは停止し、血中の酸素濃度が低下する疾患です。

人によっては2分程度呼吸が停止する場合もあり、経皮的動脈血酸素飽和度(血中に酸素がどのくらい含まれているかの割合で、正常値は95%以上)が60%まで低下、脈拍は200まで上昇します。

それにより昼間の強い眠気や頭痛、集中力の低下といった症状が生じます。酸素濃度が低下した状態が続くと、心臓や血管など循環器が過剰に働き、負担が増えます。これにより、高血圧症、虚血性心疾患や脳血管障害の発症因子にもなります。また無呼吸により睡眠が障害されると、ストレスや睡眠中に分泌されるホルモンのバランスが崩れ、インスリン抵抗性が生じます。それにより糖尿病や脂質代謝異常へつながることがあります。

睡眠時無呼吸症候群の原因

  • 肥満:気道周囲の脂肪が増え、気道が狭くなった状態になるためです。
  • 扁桃肥大:肥満と同様に肥大した扁桃が気道を閉鎖し、気道を狭くするためです。
  • 小顎症:もともと小顎症は気道が狭くなるためです。

睡眠時無呼吸症候群が疑われるときはどうすれば良いか

睡眠時無呼吸症候群は約500万人が罹患しているといわれていますが、実際に治療を受けている患者さんは約2万人といわれています。

覚醒中に不意な眠り込み、睡眠時間を確保しているのにもかかわらず、日中の強い眠気、爽快感のない睡眠、喘ぎ及び窒息感での覚醒、睡眠中の大きないびきは、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。

このような症状がある場合はまずは医科の内科や呼吸器内科、耳鼻咽喉科、できれば睡眠外来がある病院を受診するべきです。そこでまず検査を受けます。

睡眠時無呼吸症候群の診断は、1時間あたりの無呼吸と低呼吸の合計回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)を測定する終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)と、患者さんの自覚症状から診断します。

AHIが0〜5が健常、5〜15が軽症、15〜30が中等症、30以上が重症と判断されます。AHIが15以上だと、患者さんの自覚症状に関わらず、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療法は、医科や歯科口腔外科と歯科で異なります。

医科、歯科口腔外科の場合

医科や歯科口腔外科で受けることができる睡眠時無呼吸症候群の治療法をみていきます。

CPAP治療

CPAP治療(Continuous Positive Airway Pressure)は閉塞した気道にマスクを介して気流を送り、陽圧をかけることにより舌や軟口蓋を押し広げて気道を開く治療法です。

重症例であっても治療効果は確実で、睡眠時無呼吸症候群だけでなく、高血圧や虚血性心疾患、脳血管障害といった合併症のリスクを軽減する効果も認められています。

効果が確実に出る一方で使用する機器が大きい、機器が大きいがために装着感が強いといった欠点もあります。医科治療では第一選択になることが多いです。

減量

肥満が原因で睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。その場合はまずは減量です。実際にはCPAPやマウスピース治療と併用しながら行われることが多いです。

耳鼻咽喉科や歯科口腔外科での手術

上気道が狭くなっている場合は耳鼻咽喉科で手術を受けることもあります。

鼻中隔彎曲症、鼻茸、アデノイド肥大により鼻腔が狭くなり鼻呼吸が障害されている場合が適用です。

また歯科口腔外科では上下顎の顎骨を切り離し、前方へ移動することで上気道を拡大する手術をすることがあります。小顎などの骨格的な問題に原因している症例が適用です。

歯科の場合

歯科で受けることができる睡眠時無呼吸症候群の治療法をみていきます。

マウスピースによる治療

一般的にはOA治療(Oral Appliance:口腔内装置)と呼ばれることもありますが、臨床的には単純に無呼吸用のマウスピースと呼ばれることが多いです。マウスピースを装着することにより、上気道を広げる治療法です。

CPAPに比べると確実性や治療効果は劣りますが、使用する装置がCPAPに比べて小さいのが特徴です。そのため、装着感もCPAPに比べると和らぎます。軽症から中等度の症例やCPAPが使用できない症例が適用となります。

日本では2004年から保険診療に組み込まれていますが、医科からの紹介状が必要となっています。装置の仕組みとしては上下顎一体型のワンピースタイプのマウスピースを使用し、下顎の位置を少し前方に移動した状態で作製します。これによりオトガイ舌筋などを介して舌が前方に牽引され、さらに口蓋舌筋などを介して軟口蓋も前方に牽引され、上咽頭から下咽頭までの気道が開くというシステムです。

このシステムを適用するために、まず患者さん自身が下顎を前方に出した状態で保持できることが必要となり、使用中の効果とその他の症状をみて、下顎の位置を調整する必要もあります。

特に睡眠時のブラキシズムを併発している場合は、上下のマウスピースで顎が固定されているため、歯、咬筋、顎関節に負担がかかり、疼痛や顎が重い感じといった症状が出ます。その場合は顎間ゴムで下顎を前方牽引する上下分離型のマウスピースに変更することがあります。

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マウスピース治療を受ける前の内視鏡検査

マウスピース治療によりどのくらいの効果があるかを評価するものとして、内視鏡検査が非常に有効です。鼻から内視鏡を挿入し、上気道を観察します。

この時、マウスピースを装着した時を想定して下顎を前方に移動してもらい、上気道が開けばマウスピースによる治療効果が高いと判断できます。またマウスピースを作製する際にどの程度下顎を前方に出した状態で作製すれば良いかの指標にもなります。内視鏡検査は全ての歯科医療機関で行なっているわけではないので、実施しているかどうかは事前に確認すると良いです。

MFTによる治療

MFT(口腔筋機能訓練法)を用いて舌を正しい位置に誘導し、睡眠時の舌根沈下を防ぎます。

本来舌背が口蓋に付着している状態が正常ですが、口腔周囲筋の力が低下すると口呼吸になり、舌の位置が下がります。このような患者さんに対してMFTを行い、舌の位置を改善し、鼻呼吸へ誘導します。呼吸の改善だけでなく、嚥下障害の改善や誤嚥性肺炎を防ぐことへも繋がります。

睡眠体位や睡眠衛生指導

睡眠体位については側臥位(横向きの状態)、頚部伸展位(顎があがった状態)が有効とされています。それをサポートするものとして、抱き枕や頚部が伸展するような枕の使用が望まれます。

また睡眠習慣として、毎朝決まった時間に起床する、就寝前の飲酒の見直し(飲酒は筋弛緩や鼻粘膜、上気道粘膜の浮腫によって呼吸路が狭くなり、症状が悪化します。)といった指導が必要になります。

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【まとめ】睡眠時無呼吸症候群が疑われたら何科を受診すればいいの?歯医者でも治せるの?

睡眠時無呼吸症候群が疑われたら、まずはお近くの内科(できれば睡眠外来を標榜しているところ)や呼吸器内科、耳鼻咽喉科などを受診していただく必要があります。

そこで検査を受け、必要であれば歯科への紹介状を渡されます。歯科ではマウスピース作製(健康保険適用)やMFTを用いて、症状の改善を目指します。

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