表側矯正とは
表側矯正とは、歯の表側(唇側)にブラケットという矯正装置を取り付け、そこに通すワイヤーの弾力を利用して、歯牙移動を促し、歯列不正や不正咬合を改善する最も汎用性の高いスタンダードな矯正法です。一般的に「矯正治療」や「歯列矯正」といってイメージするのが、この「表側矯正」です。矯正装置を唇側につけることから唇側矯正とも呼ばれます。
ブラケット装置には、強度と安定感に優れるが目立つデメリットがある金属製のメタルブラケット、白や透明の優れた審美性を持つセラミック製またはプラスチック製の審美ブラケットがあります。ワイヤーも銀色の金属製ワイヤーが主流でしたが、エステティックワイヤーという白いワイヤーを使用することで、以前より目立たない工夫がされてきています。
表側矯正の特徴
表側矯正は装置の見た目は気にしないが、できるだけ高い治療効果を希望しており、矯正期間を短くしたいといった、効率的な治療を求める方に適しています。
表側矯正のメリット
- いろいろな歯並びの異常に適用できる
- その他の矯正法と比べて、治療期間を短縮できることが多い
- 裏側矯正と違い矯正装置が舌に触れないため、発音や咀しゃくがスムーズにできる
- 裏側矯正と比べると費用が安い
表側矯正のデメリット
- 矯正装置を表側に装着するので目立ちやすい
- 装置の厚みにより、口元に突出感がみられる
表側矯正の適応

叢生(八重歯・乱杭歯)

上顎前突(出っ歯・口ゴボ)

反対咬合 / 下顎前突(受け口)

上下顎前突

開咬(オープンバイト)

交叉咬合

過蓋咬合(深い噛み合わせ)

切端咬合

空隙歯列・正中離開(すきっ歯)

正中の不一致

顎偏位 ※骨格性でないものに限る

過剰歯

萌出遅延・埋伏

捻転歯

転位歯

歯の欠損 / 先天性欠如

ガミースマイル
表側矯正の料金・費用
メニュー名 | 本数・回数・内容 | 価格(税込) |
---|---|---|
表側矯正(メタルブラケット・メタルワイヤー) | 上顎または下顎のみ | 440,000円 |
上下顎 | 880,000円 | |
処置料(毎回) | 無料 | |
表側部分矯正 | 上下顎 前歯6本 メタルブラケット | 660,000円 |
精密検査、診断料 | – | 55,000円 |
プラークコントロール料 | – | 5,500円 |
リテーナー(保定装置) | 片顎 | 55,000円 |
表側矯正オプション
メニュー名 | 本数・回数・内容 | 価格(税込) |
---|---|---|
ホワイトワイヤー | 上のみ | 55,000円 |
ホワイトワイヤー | 上下 | 110,000円 |
セラミックブラケット | 上のみ | 110,000円 |
セラミックブラケット | 上下 | 220,000円 |
ワイヤー矯正オプション
メニュー名 | 本数・回数・内容 | 価格(税込) |
---|---|---|
アンカースクリュー | 1本 | 55,000円 |
矯正補助装置 | 片顎1個 | 11,000円 |
MFT(口腔周囲筋筋機能訓練) | 1回 | 5,500円 |
表側矯正のよくある質問
表側矯正は、適用範囲が極めて広い矯正法です。ほとんどの歯並びの異常に対応できますが、中には改善できないケースもあります。
表側矯正に限らず、歯を動かすという歯科処置には少なからず痛みや違和感を伴います。ただし、適切な治療計画を立てることで、痛みや不快感などを最小限に抑えることは可能です。
白いワイヤーやクリアタイプあるいはセラミックタイプのブラケットを用いることで、表側矯正でも目立ちにくくすることは可能です。
表側矯正のページをご覧の皆様へ
このページでは、歯の表面に矯正装置を装着する「表側矯正」についてご確認いただけます。
南青山矯正歯科クリニックの表側矯正は、出っ歯から乱杭歯までさまざまな症例に対応可能です。キャリア10年以上、もしくは大学附属病院所属の実績のある女性歯科医師が一貫して治療を担当します。また表側矯正だけでなく、その他の審美の悩みも同じ施設内で連携対応可能なため、治療ごとに医療機関を変える必要がありません。
表側矯正の治療概要
治療方法 | 表側矯正 |
---|---|
治療説明 | 表側矯正は、歯の表側にブラケットとワイヤーを装着して歯牙移動を促し、歯並びや不正咬合を改善する矯正法です。 |
治療費 | 330,000円〜880,000円(税込) |
治療の副作用(リスク) |
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治療期間 | 3か月〜3年 |
治療回数 | 5回〜40回 |
適応症例 | 空隙歯列、下顎前突、上顎前突、開咬、叢生などの歯列不正 |
ダウンタイム | なし |
カウンセリング当日の治療 | カウンセリングまで |
入院の必要性 | なし |
術後の制限事項 | 保定期間あり |
不適応の症例 |
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