スマイルラインの基準と歯列矯正による理想の笑顔

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美しい笑顔はとても魅力的です。

でもどんな笑顔だったら美しいのでしょうか?

美しい笑顔や口元に基準はあるのでしょうか?

今回は美しい笑顔の基準のひとつであるスマイルラインと、そのほかの正面からの美しい笑顔の基準をお伝えしたいと思います。

スマイルラインとは?

スマイルラインは微笑んだときに見える上顎前歯の切縁(歯の先端)を結んだ線のことを言い、唇と歯の関係を評価するときに基準のひとつとして用いられます。

サイトによっては下唇のラインと書いてあるものもありますが、そちらは誤りです。

歯肉の見え方を評価する際にも同じ言葉が用いられるので紛らわしいですが、この記事では「微笑んだときに見える上顎前歯の切縁を結んだ線」として用います。

理想的な口元のプロポーション

顔の理想的なプロポーションは昔から研究されていて、口元についても様々な基準や評価ポイントが示されています。

今回は正面からのプロポーションについて、歯科の審美領域でよく使われるものを紹介します。

前歯の黄金比

人の顔のパーツにいろいろな形があるように、歯の形にもたくさんのバリエーションがあります。

歯にも黄金比とされるものがあります。

歯単独でみた場合、中切歯(真ん中の前歯)では歯の長さ(縦幅=高径)を1として、幅(横幅=幅径)が0.75~0.80が黄金比とされています。

前歯の並びとしてみた場合、側切歯(前から2番目の前歯)の幅径を1として、中切歯と犬歯の幅径が1.618となるのが黄金比とされています。

しかし、これは西洋人の骨格が前提となっている面もあり、日本人でこの比を達成するのは現実的ではないこともあります。

黄金比の他には白銀比というものがあり、こちらは歯単独では中切歯の高径を1として幅径が0.8、前歯の並びとしては側切歯の幅径を1として、中切歯と犬歯の幅径が1.414となります。

歯の形そのものは生まれもったものなので変えるのは難しいものですが、美しい口元の参考になります。

審美的なスマイルライン

美しいスマイルラインというというものもあります。

ゆるやかなカーブを描き、微笑んだときにスマイルラインが下唇のドライーウェットライン(唇の皮膚側(外側)と口腔側(内側)の境)に軽く触れる状態が美しいスマイルラインと言われています。

また、微笑んだときの歯肉の見え方にも分類があり、次のように定義されています。

  • ロースマイル:上顎前歯の75%未満が露出する
  • アベレージスマイル:上顎前歯の75~100%が露出し、歯間歯肉が一部見える
  • ハイスマイル:上顎前歯が100%露出し、歯間歯肉とそれに続く歯肉が見える
  • ガミースマイル…ハイスマイルのうち、特に歯頸部(歯と歯肉の境目)から3㎜以上歯肉が見える

割合的にもっとも多いのはアベレージスマイルですが、ハイスマイルでは女性が、ロースマイルでは男性が多い傾向にあります。また、年齢によっても影響を受けます。

歯頸部ラインの連続性

歯頸部歯肉の位置関係によっても、口元の印象は変わります。

歯頸部歯肉の位置は高い、低いと表現します。

「高い」とは歯頸部歯肉の位置がより歯根側、「低い」とはより切縁側に位置するという表現になります。

中切歯、側切歯、犬歯の歯頸部歯肉の位置がhigh-low-highとなっていると理想的とされます。

バッカルコリドー

聞き慣れない単語ですが、微笑んだときに犬歯より奥側の口角に囲まれた暗い領域のことを言います。

ここが広く見えていたり、影が強く落ちて暗さが強調されるようになっているとスマイルが狭く見えたり、口元が暗い印象になります。

この部分は犬歯より後ろの歯、特に小臼歯の張り出し方やねじれなどの影響を受けます。

歯列矯正で理想的な笑顔に

美しいスマイルには前歯の並びや形だけでなく、歯肉の位置や臼歯の並び方も関わります。

理想的な笑顔を実現する方法はいくつかあります。

自分の歯で美しく、自然な笑顔を実現するためには第一選択として歯列矯正が挙がるでしょう。

歯のねじれや叢生(重なり合って生えた状態)を解消したり、上下の歯の正中を整えたり、バッカルコリドーを改善したり、また、側面からはEラインを美しく仕上げたり、歯列矯正は多くのことが可能です。

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場合によってはセラミックの併用も

多くのことができる歯列矯正ですが、歯列矯正ではどうしようもないこともあります。

たとえば歯の形が悪い場合です。

歯の形態異常に矮小歯というものがあり、側切歯によく見られます。

本来の歯よりもかなり小さく、時には円錐のような形になるもので、片側のみにみられることも両側にみられることもあります。

歯列矯正では歯の形を変えることはできないため、矮小歯を通常の歯と同じようにしっかり並べたとしても、その仕上がりは美しい笑顔とは言い難いこともあります。

このような場合、セラミッククラウンやラミネートベニアを矯正治療と組み合わせて用いることで、きれいな歯並びと美しい笑顔の両方を実現できる可能性があります。

また、歯の幅径は問題ないものの高径が足りない場合や、ガミースマイルを歯列矯正である程度改善できたものの、もう少し歯肉が見えないようにしたい場合など、歯列矯正で歯の並びを整えてセラミックで歯の形や色を補う、両方のいいとこ取りをすることも可能です。

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【まとめ】スマイルラインの基準と歯列矯正による理想の笑顔

美しい笑顔や口元のためにさまざまな基準があります。

しかし、これを満たせなければ美しくないということではなく、その人にあった笑顔にできることが大切です。

口元や笑顔が気になる場合、ぜひご相談ください。

ケースにあわせていろいろなアプローチができます。

参考文献

石田雄一他. 審美歯科治療のエンドポイントと評価方法. 日本補綴歯科学会誌. 2016年, 8巻, 2号, p.161-166. https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajps/8/2/8_161/_article/-char/ja, (参照 2021-6-28)

小林英史. 歯・口腔軟組織・顎顔面軟組織との調和のとれたスマイルライン獲得への審美補綴治療. 日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学. 2012年, 32巻, 1-2号, p.140-151. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacd/32/1-2/32_140/_article/-char/ja, (参照 2021-6-28)

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