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矯正治療の調整ですることは?頻度や期間、調整料について

矯正治療の調整ですることは?頻度や期間、調整料について

歯列矯正は、治療期間が2〜3年程度と長期に及びます。

この間、歯科医院を定期的に受診し、矯正装置の調整を受けることになります。

調整の方法や時間、頻度などは歯列矯正の治療法によって異なります。

この記事では、歯列矯正中の矯正装置を調整する具体的内容、頻度、期間などについて解説します。

この記事を読むことで、歯列矯正中に行う矯正装置の調整について理解でき、下記のような疑問や悩みが解決します。

こんな疑問を解消!

  • 歯列矯正期間中に行う矯正装置を調整する目的
  • 歯列矯正装置の調整内容
  • 歯列矯正装置の調整頻度
  • 歯列矯正装置の調整に要する時間
  • 歯列矯正装置の調整期間
  • 歯列矯正装置の調整料

目次

歯列矯正中に矯正装置を調整する目的

歯列矯正中に矯正装置の調整を行う目的は、主に矯正力のコントロールと治療経過の確認です。

矯正力のコントロール

歯列矯正での矯正力は、治療の進行状況によって、最適な強さが異なります。

歯の排列位置の変化に合わせた適切な矯正力がその都度必要となるため、定期的に矯正力を調整し、治療がスムーズに進むようにしています。

経過観察

人には個人差があるため、歯列矯正では治療開始前に立てた治療計画通りに歯が移動するとは限りません。

歯の移動距離や現在位置を定期的に確認することで、治療計画通りに進んでいるかどうかを調べます。

歯列矯正装置の調整内容

歯列矯正装置の調整時に行う内容は、以下の通りです。

スケーリングとPMTC

歯面にプラークや歯石の付着の有無を確認します。

プラークや歯石を除去するためにスケーリングやPMTC、そして、プラークコントロールを改善するためにブラッシング指導を行います。

マルチブラケット矯正の場合

マルチブラケット矯正とは、歯面につけたブラケット(マルチブラケット)とブラケットのスロットに通したアーチワイヤーの作用で、歯の排列位置を整える歯列矯正です。

マルチブラケット矯正での矯正力は、主にアーチワイヤーの弾力性から生み出されています。このため、アーチワイヤーの種類や曲げ方などを変更すると矯正力も変わります。

マルチブラケット矯正装置の調整では、経過観察に加え、ワイヤーの種類や曲げ方の変更などによる矯正力のコントロールが行われています。

マルチブラケット矯正の詳細はこちら

マウスピース矯正の場合

マウスピース矯正は、アライナー(マウスピース)を矯正装置とした歯列矯正で、アライナー矯正とも呼ばれています。

マウスピース矯正にはさまざまな種類がありますが、マウスピース矯正の代表とも言えるインビザラインでは、初回の印象採得で各段階のアライナーを全て製作します。

治療の進行にしたがって、アライナーを次の段階のものに交換することで歯の排列を整えていくため、マルチブラケット矯正のように歯科医師が直接矯正力の調整を行うことはありません。このため、アライナー矯正での調整は、経過観察が主になります。

また、アライナーからの矯正力を効率的に歯に伝えるために歯面に装着したアタッチメントが脱離していないかも確認します。

マウスピース矯正の詳細はこちら

歯列矯正の調整の頻度

歯列矯正での調整の頻度も、矯正治療の種類によって違いがあります。

マルチブラケット矯正

マルチブラケット矯正では、1か月に1回程度のペースでアーチワイヤーの交換などを行います。したがって、マルチブラケット矯正の調整は、1か月に1回ほどの頻度となります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正のアライナーは、交換用を含めて複数のアライナーをまとめて渡します。このため、次のアライナーの受け取りも兼ねて、2か月に1回程度の頻度で経過観察を行うことが多いです。

歯列矯正装置の調整に要する時間

歯列矯正装置の調整に要する時間も、マルチブラケット矯正とアライナー矯正では異なります。

マルチブラケット矯正

マルチブラケット矯正での調整は全て手作業で行われるため、治療時間は30〜90分ほどかかります。

マルチブラケット矯正では、アーチワイヤーをリガチャーワイヤー結紮したり、オーリングで止めてブラケットに固定しています。それをひとつひとつ外し、アーチワイヤーを取り外します。そして、新しいアーチワイヤーを口腔内に入れ、まず大臼歯の金属バンドに装着してあるバッカルチューブに挿入し、次いでブラケットのスロットにアーチワイヤーを装着します。

全てのブラケットにリガチャーワイヤー、もしくはオーリングを使ってアーチワイヤーを固定し、アーチワイヤーの交換は終わります。パワーチェーン(エラスティックチェーン)顎間ゴム(エラスティックゴム)が必要な場合は、これらも交換します。

先にご説明したように調整に要する時間に幅があるのは、歯科医師の作業量に幅があるからです。

マウスピース矯正

マウスピース矯正では、矯正装置の調整はほとんど必要ありません。

経過観察に加え、アタッチメントの付け直しや顎間ゴムの調整などが主となり、30分程度で終わります。

インビザラインのアタッチメントとは?その役割も解説

歯列矯正装置の調整期間

歯列矯正で調整は、矯正治療を受けている限り必要ですので、調整が必要な期間は歯列矯正の治療期間とも言えます。

マルチブラケット矯正、アライナー矯正ともに2〜3年ほどとなります。

歯列矯正の調整料

歯列矯正の調整時にかかる治療費は、歯科医院によって異なります。1回あたり5,000円程度に設定しているところが多いです。

【まとめ】矯正治療の調整ですることは?頻度や期間、調整料について

現在、歯列矯正はマルチブラケット矯正やアライナー矯正が主流になっています。

いずれの治療法でも、治療の進展にともなって歯の排列位置が変化するため、治療途中の調整が欠かせません。

調整の方法や治療時間などは、歯列矯正の治療法によって異なります。

この記事では、下記のようなことがご理解いただけたのではないでしょうか。

ここがポイント!

  • 歯列矯正装置を調整する目的は、主に矯正力のコントロールと経過観察
  • 歯列矯正装置の調整方法は、マウスピース矯正ではワイヤーの調整や経過観察、マウスピース矯正では矯正力の調整はできないため経過観察が主となる
  • 歯列矯正装置の調整頻度は、マウスピース矯正で1か月おき、アライナー矯正で2か月おきが多い
  • 歯列矯正装置の調整に要する時間は、マルチブラケット矯正で30〜60分、マウスピース矯正で30分程度
  • 歯列矯正装置の調整期間は、矯正治療を行なっている間、調整が継続されるため2〜3年程度
  • 歯列矯正の調整量の相場は5,000円程度だが、歯科医院によって異なる

歯列矯正を成功させて理想的な歯列を得るには、治療途中の矯正装置の調整がとても大切です。また矯正治療の要ともいえる調整には、専門的な知識だけでなく歯列矯正の治療経験が欠かせません。

南青山矯正歯科クリニックでは、歯科矯正の経験と実績のある女性歯科医師が担当医制で治療にあたります。歯列矯正をご検討中の方は、ぜひ一度、無料カウンセリングを行なっている当院にお越しください。

運営法人 医療法人社団 真善美会
医院名 南青山矯正歯科クリニック
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診療科目 歯科・矯正歯科
主な診療内容 セラミック矯正インビザライン歯肉整形セラミック治療マウスピース矯正ガミースマイル治療など
治療費について 当院の治療は全て保険外診療です。
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