歯列矯正は痛い?痛みが起きやすいケースと対処法

南青山矯正歯科 > 歯列矯正(歯科矯正) > 歯列矯正は痛い?痛みが起きやすいケースと対処法

歯列矯正について聞いてみたり、調べてみたりしたとき、痛いという声を見聞きすることがあります。せっかく費用と時間をかけて歯列矯正をするのに、痛いのは嫌だと思うのはもっともですが、その痛みは緩和できるものなのか、そもそも避けられないものなのかなど、痛みについて知っておけると違うかもしれません。

今回は矯正治療における痛みについて、ワイヤー矯正とマウスピース矯正それぞれ固有の痛みについてもお伝えしたいと思います。

歯列矯正の痛みの種類

歯列矯正に伴う痛みは歯の移動による痛み、歯の接触による痛み、器具による痛みに大きく分けられます。ひとつひとつ見ていきましょう。

歯の移動による痛み

歯列矯正で歯が動くときに出現する痛みです。

痛みが出る原理

歯列矯正では固定式のワイヤーまたはアライナーなどの可撤式(取り外し式)装置により歯に持続的に力をかけて移動させます。

歯に持続的な力がかけられると、歯は力の方向へ歯を支える骨(歯槽骨)に押しつけられるかたちになり、この側を圧迫側と呼びます。このとき、同じ歯の逆側では歯は歯槽骨から引き離されるかたちになり、この側を牽引側と呼びます。

圧迫側では歯槽骨の吸収、牽引側では歯槽骨の添加が起きて歯の移動が起こりますが、このとき体の反応としては炎症が起きています。つまり、矯正力をかけることで歯の根の周囲で炎症が起きるため痛みが出るのです。

このため、痛みが全く出ないようにすることはできませんが、動かす部位やかける力の強さにより痛みの程度は変わります。

一般に治療の初期の方が痛みは強く出やすく、後期になるとワイヤーを交換してもほとんど痛みが出なくなることもあります。

痛みが出る期間

痛みはいつ頃から出てどれくらい続くのでしょうか?

ワイヤー矯正の場合、ワイヤーの交換後6時間程度で痛みが出現するとされています。その後2日間くらいをピークに徐々に痛みは落ち着き、1週間後にはほぼ落ち着いた状態となります。

ワイヤー矯正の特性上、ワイヤーの交換後14日程度で再び痛みが出ることがありますが、これは数日で落ち着くことが多いです。

歯列矯正のレベリングとは?矯正の基本的な進め方とよく起こる問題

歯の接触による痛み

矯正力による炎症が強く起きているときに歯を咬み合わせる、食事をするなどして力が加わることで出る痛みです。

炎症を起こしている組織へ、力による刺激を受けて出る痛みのため、ある程度炎症が落ち着けば治まります。ワイヤーの交換後1週間程度は持続し、その後落ち着いてきます。

器具による痛み

器具に舌や頬などが当たって出る痛みです。

ワイヤー矯正では、ブラケットというスロットやチューブのついた小さな装置を歯に直接貼り付け、そこにワイヤーを通して、その上からゴムや細いワイヤーで外れないように押さえつけるという構造になります。

このブラケットが唇の内側や舌に当たって口内炎を起こすことがあります。

また、ワイヤー矯正のワイヤーは歯に固定されているのではなく、スロットやチューブの中をスライドして動けるようになっています。

そのため歯が移動してくると後ろからワイヤーの端が飛び出してきて頬に刺さることがあります。

そのほか、ゴムをかけるためのフックをワイヤーに取り付けることがあり、このフックが唇の内側などに当たって痛むこともあります。

ブラケットが当たったり、こすれて痛むのは矯正治療の初期、特に舌側矯正で見られます。

歯の形がブラケット装着によって変わった事によって、舌などが対応しきれず出てくる痛みのため、時間が経って慣れたり、歯が動いて口の中でのブラケットの角度が変わってくると痛まなくなります。

ワイヤーやフックが刺さる痛みに対しては、矯正用ワックスを球状にしてワイヤーの先端につけて緩和させたり、歯科医院でワイヤーの先端を切ったり曲げてもらったりすることで対応できます。

自分で切ったり曲げたりしようとすると、かえって刺さりやすくなったり装置が歪む原因になるためやめましょう。

ワイヤー矯正の詳細はこちら

マウスピース矯正は痛まない?

マウスピース矯正は痛まない?

ウェブ広告やSNSなどでマウスピース矯正の広告を見かけるようになり、その中のうたい文句のひとつに痛くない(痛みが少ない)というものがありますが、マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べて痛みが少ないものなのでしょうか?

マウスピース矯正の詳細はこちら

痛みが出る原理は同じ

マウスピース矯正もワイヤー矯正も、歯に力を加えることで圧迫側と牽引側を生じさせ歯槽骨の吸収と添加を起こさせて歯を動かす、という歯を動かすための原理は変わりません。

歯を動かす原理が変わらないため痛みも同じように出ます。

ただし、一度に動かす量などによっても痛みの程度は変わるため、その点でワイヤー矯正よりアライナー(矯正用のマウスピース)ひとつあたりの痛みは少ないかもしれません。

アライナー着脱による痛み

マウスピース矯正独自の痛みとして、アライナー着脱時の痛みがあります。

アライナー着脱時には、矯正力をかけている歯に押し込み、または引き抜きの力がかけられることになるため、それによる痛みが生じます。

また、歯にアタッチメントをつけているときには、より強い力がかかるため痛みが出やすくなります。

インビザラインのアタッチメントとは?その役割も解説

アライナー交換後の痛み

マウスピース矯正では、今の歯の位置とは少し歯の位置をずらしたアライナーを使用していくため、アライナー交換直後と次のアライナーへの交換直前では歯とアライナーの適合度が異なります。

アライナー交換直後は、言わば合っていないマウスピースに無理やり歯を合わせている状態になるため、痛みが出やすい時期になります。これはワイヤー矯正でいうワイヤー交換直後のような状態のため、防ぐことは難しいものになります。

【まとめ】歯列矯正は痛い?痛みが起きやすいケースと対処法

歯列矯正では、その原理上どのような方法であれ少なからず痛みが発生します。

痛みが強いときには鎮痛剤を使うこともできますが、余りに痛みが強い場合や器具が刺さる場合には担当医に相談するのがよいこともあります。

痛みによってせっかくの治療が苦行にならないように、痛みの緩和や付き合い方を知って治療を進めていけると良いと思います。

相澤一郎. ”舌側矯正治療における患者管理”. 日本舌側矯正歯科学会会誌. 2015年, 2015巻, 25号, p.59-69. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjloa/2015/25/2015_59/_article/-char/ja, (参照 2020-11-11)

”矯正歯科治療のQ&A”. 日本矯正歯科学会. http://www.jos.gr.jp/about/qa.html, (参照 2020-11-11)

運営法人 医療法人社団 真善美会
医院名 南青山矯正歯科クリニック
理事長 白石 文
所在地 107-0062
東京都港区南青山2丁目27−22 青山安田ビル4階
TEL 0120-973-978
アクセス ・東京メトロ銀座線「外苑前駅」1a出口より徒歩2分
・東京メトロ銀座線、半蔵門線、千代田線「表参道駅」A4出口より徒歩7分
・東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営大江戸線「青山一丁目駅」3番出口より徒歩8分
詳しいアクセス方法はこちら
診療科目 歯科・矯正歯科
主な診療内容 セラミック矯正マウスピース矯正歯肉整形セラミック治療ガミースマイル治療など
治療費について 当院の治療は全て保険外診療です。
休診日 年中無休(年末年始除く)
診療時間 平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜19:00
歯科治療室
待合室