ホワイトニングで歯が痛い(知覚過敏)の原因と対処法

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ホワイトニングは自分の歯を削らずに白くできますが、ホワイトニング後にしみるようになった、痛んだという話を聞くことがあります。

ホワイトニングでどの程度歯がしみたりして、そのときどうすればよいのでしょうか。

今回はこのことについてお伝えしたいと思います。

ホワイトニングの主な不快症状

ホワイトニング後の副作用には、どのようなものがあるのでしょうか。

ホワイトニングの処置直後に、歯がスースーする感じがある、何もしなくても歯が痛む(自発痛)、冷たいものがしみる、温かい(熱い)ものがしみる、歯茎がヒリヒリする、歯茎が白く変色している、などがあります。

これらをまとめると、歯に関するまたは歯茎に関するもので、主に自発痛または刺激時痛を伴うものと言うことができます。

ホワイトニング後の歯がしみる・痛む原因

それでは、なぜホワイトニング後に歯がしみたり、痛んだりするのでしょうか?

症状は似ていても原因は少しずつ異なり、それにより対応が変わります。

薬剤による歯の神経への刺激

ホワイトニングの薬剤は基本的には歯のエナメル質内に作用し、その内側の象牙質には作用させません。

エナメル質は97%がハイドロキシアパタイトという結晶でできており、神経が通っていないのでしみたりすることはありません。

一方、その内側の象牙質には歯髓(歯の神経)から神経細胞の一部が無数に伸びていて、刺激に対して反応します。

歯髓はあらゆる刺激に対して痛みとして知覚するため、ホワイトニングの薬剤による刺激が象牙質まで到達するとホワイトニング後に痛みを覚えることになります。

エナメル質は歯全体で均一な厚みなわけではなく、歯頸部(歯茎寄りの部分)で薄くなっています。

そのため、歯頸部では薬剤による刺激を受けやすく、ホワイトニング後の痛みが出やすくなります。

症状としてはホワイトニング直後に歯がスースーする感じや、ジンジン痛む感じとして現れることがあります。

薬剤による歯肉(歯茎)へのダメージ

オフィスホワイトニングでは歯肉の保護材を使用するため起こりにくいですが、ホームホワイトニングでは患者さんが自分でマウスピースにホワイトニング剤を入れて行うため、ホワイトニング剤を入れ過ぎたり、マウスピースを装着したまま咬み込むことでホワイトニング剤が漏れ、歯肉にダメージが与えられてしまうことがあります。

ホワイトニング剤によるダメージは化学的なダメージで、熱傷のような状態になります。

症状としては歯茎がヒリヒリ痛んだり、白い変色として現れることがあります。

知覚過敏

ホワイトニング後の症状として最も多く見られるものです。

ホワイトニング剤の歯髓への刺激により、歯髓の反応性が高まることで起こるのではないかと言われています。冷たいものがしみるという症状で現れることが多く、症状の強さや持続の程度は人によりまちまちです。

知覚過敏(象牙質知覚過敏症)の原因・症状・治療・予防

歯髓炎

ホワイトニング剤による歯髓への刺激で、歯髓に炎症が起きた状態です。持続する強い自発痛として現れることがあります。症状が続くなど、経過により炎症を起こした歯髓を取り除く処置(抜髓)が必要になることがあります。

未治療の虫歯や知覚過敏を伴う歯根露出などがあった場合に起こりやすく、正常な歯ではほとんど起こることはありません。

歯がしみた・痛んだときの対処法

ホワイトニング後に歯がしみたり痛んだりしたときは、どうすればよいのでしょうか。

多くの場合は自然に治まる

ホワイトニング後に先ほど紹介した症状が出現しても、そのほとんどは時間の経過とともに治まります。

商品販売後の調査やホワイトニングの効果についての研究でも、おおむね10%程度に一過性の知覚過敏症状が認められていますが、多くは処置後数時間から数日以内に治まったという報告があります。

そのため症状が軽度であれば、まずは様子をみてよいと考えられます。

トリートメントペーストの使用

オフィスホワイトニングでは、処置後に専用のトリートメントペーストを用いて、歯の表面を研磨することができます。

このペーストにはフッ化物(フッ素)が含まれるものもあり、再着色や虫歯予防の効果も期待されます。

知覚過敏抑制剤の使用

知覚過敏の症状が続く場合には、歯科医院で知覚過敏抑制剤を塗る場合があります。

しみる症状を100%抑制できるわけではありませんが、目に見えない歯の表面の亀裂や穴を塞いで知覚過敏の症状を和らげてくれます。

知覚過敏抑制効果のある歯磨き粉の使用

家庭でできる方法として、市販の知覚過敏抑制効果のある歯磨き粉を使うこともできます。

先ほど紹介した知覚過敏抑制剤と同じようなメカニズムのものや、歯髓の感覚を鈍らせて症状を抑えるものもあり、どれを使えばよいか迷う場合は歯科医師に相談するとよいでしょう。

抜髓処置(歯髓を取り除く)

重度の知覚過敏や歯髓炎で生活に支障をきたす場合は、残念ながら歯髓を取り除く必要がでてきます。

可能であれば回避したいものであり、この処置を行うことは滅多にありませんが、抜髓処置以外で改善が見込めない場合は行うことになります。

ホームホワイトニングで歯がしみないようにするために

オフィスホワイトニングでは歯科医師の管理のもと行うため、一過性の知覚過敏症状以外は出づらい一方、ホームホワイトニングでは患者自身がトレー(ホワイトニング用マウスピース)や薬剤を用いるため、取り扱いによっては重い症状が出てしまうことがあります。

ホームホワイトニングを安全に、不快な症状ができるだけ出ないように行えるために、大事なポイントを説明します。

ホームホワイトニングの詳細はこちら

使用量を守る

ホームホワイトニングでは、適正な使用量が製品ごとに決まっています。

ホワイトニング剤が歯に接する面積は決まっているため、多く使えばそのぶん効果が出るということはありません。多すぎるホワイトニング剤は、トレーから漏れて歯肉にダメージを与えるおそれがあります。

使用時間を守る

国内で認可されているホームホワイトニングシステムは、すべて1日最大2時間以内、最長2週間までと決まっています。

不快症状がないからといって、これを超えて使用したり、早く効果を出したいからと長時間、長期間使用すると重篤な知覚過敏や歯髓炎のおそれがあります。

トレーから溢れさせない

トレーから溢れたホワイトニング剤は、歯肉や唇にもダメージを与えるおそれがあります。

量が適正でも、トレーを咬みしめるとホワイトニング剤が押し出されて溢れ出てしまうことがあります。ホワイトニングのトレーを入れている間は、ものを食べたり咬みしめたりしないようにする必要があります。

症状を感じたら歯科医師に相談を

ホームホワイトニングで、いつもと違う感じ、強いしみ、痛みの症状が出た場合は、担当医に相談しましょう。ホワイトニングのスキップや中止など、必要な判断を早めに仰げると良いでしょう。

【まとめ】ホワイトニングで歯が痛い(知覚過敏)の原因と対処法

ホワイトニングでは一時的な痛みや知覚過敏が発生することがありますが、多くは自然に治まります。

症状が強い場合や持続する場合は、そのまま様子をみるのではなく、担当の歯科医師に早めに相談するようにしましょう。

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