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歯のホワイトニングで後悔する?失敗しないためのポイント

歯のホワイトニングで後悔する?失敗しないためのポイント

永久歯の天然歯は少し黄色みを帯びた白色ですが、これを違和感のない美しい白色に仕上げるのが歯のホワイトニングです。
ホワイトニングは、過酸化尿素や過酸化水素などを主成分とする専用の薬剤を歯のエナメル質に作用させ、天然歯を漂白します。
しかし、ホワイトニングを受けたいと思っているものの、失敗して後悔するのではないかと不安を感じている方もいるようです。

この記事では、ホワイトニングで失敗・後悔しないためのポイントなどを解説します。
この記事を読むことで、ホワイトニングの種類や後悔の原因、失敗を防ぐポイントや再着色のリスクが低い食べ物などを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

  • ホワイトニングにはどのような種類があるのか
  • ホワイトニングで後悔するおもな原因
  • ホワイトニングの失敗を防ぐポイント
  • 再着色を起こしにくい飲食物とは

目次

ホワイトニングの種類

ホワイトニングは、ご自身が好きな場所で行うことができるホームホワイトニング、歯科医院で受けられるオフィスホワイトニング、そして、その両方を行うデュアルホワイトニングの3種類があります。

ホームホワイトニングでは、過酸化尿素を主成分としたホワイトニングジェル、オフィスホワイトニングでは過酸化水素を主成分としたホワイトニングジェルを使って歯を漂白して白くします。

いずれの方法も、歯を削合しないので侵襲性の低い安全性の高い処置です。

ホワイトニングで後悔してしまう原因

ホワイトニングを受けて後悔してしまう原因としては、以下のような例が考えられます。

白さの調整が難しい

オフィスホワイトニングでは、歯科医師側が歯の色をご希望の色になるようある程度合わせることができます。

一方、ホームホワイトニングでは歯の白さのレベルを調整することが難しいです。

色むら

例えば、コンポジットレジンでダイレクトボンディング治療を受けた歯の場合、ホワイトニングを受けても充填物のところの色は変化しないので、歯に色むらが生じます。この場合は、ホワイトニングを受けた後、充填物を除去して歯の色に合ったものに再治療しなければなりません。

また、ホームホワイトニングでホワイトニングジェルの注入量が不足する場合も、色むらが生じることがあります。

後戻り

ホワイトニングの効果は、永続的ではありません。

オフィスホワイトニングで3〜6か月程度、ホームホワイトニングで6〜12か月程度でホワイトニングの効果は消失し、元の歯の色に戻っていきます。

再着色

ホワイトニングを受けた直後の歯は、表面を被覆していたペリクルが一時的に消失します。

ペリクルを失った歯は色素沈着が生じやすい傾向があり、ペリクルが回復する24時間までに色素の濃い飲食物などを摂取すると、再着色するリスクがあります。

施術後の痛み

ホワイトニング後の痛みは、一般的にはホワイトニング後の知覚過敏症と表現されますが、正確には異なります。

ホワイトニングの薬剤が、歯のエナメル質を通り象牙質に浸透することで、歯髄を刺激するのが原因です。あくまでも一過性の疼痛なので、24〜48時間程度で自然に寛解します。

ホワイトニングで歯が痛い(知覚過敏)の原因と対処法

歯肉の炎症

ホワイトニングの薬剤が歯肉に接触すると、歯肉に炎症反応が発現し、軽度の自発痛を生じる可能性があります。

オフィスホワイトニングでは、歯肉に保護剤を塗布しますから薬剤が歯肉に付くといったことは比較的生じにくいです。

ホームホワイトニングでは、マウストレーへのホワイトニングジェルの注入量が過剰になると、ホワイトニングジェルがマウストレーから漏出し、歯肉に炎症を生じる可能性があります。

舌感の変化

ペリクルには歯を保護する作用があります。

ホワイトニングでペリクルを消失した歯のエナメル質は、表面が粗造になりやすくなります。ペリクルが回復すると粗造化したエナメル質も回復しますが、それまでの間は舌感が変化します。

時間がかかる

ホワイトニングは時間がかかる処置です。

比較的早く白くすることができるオフィスホワイトニングでも、効果が出るまで2〜5回くらいかかることがあります。

ホームホワイトニングでは、濃度の低いホワイトニング用の薬剤を使っているため、さらに時間がかかり、2〜3週間くらいかかることも珍しくありません。

ホワイトニングの効果がではじめる回数と持続する期間

ホワイトニングで失敗しないためのポイント

ホワイトニングで失敗しないためのポイントを解説します。

術前のカウンセリング

ホワイトニングによってどのような効果が得られるのか、そのデメリットは何か、術前にしっかりとした説明を受けて理解したうえで施術を受けることが重要です。

既往歴の確認

妊娠中や授乳中の方、無カタラーゼ症の方もホワイトニングは禁忌とされています。アレルギーの有無も含め、既往歴の確認も欠かせません。

通常は歯科医院でで診断されることですが、ご自身でもホワイトニングの既往歴の確認が大切です。

術後の注意点の確認

ホワイトニングを受けた後の注意点についても確認と理解が大切です。

特に再着色を防ぐためにも、術後の注意点はしっかり守る必要があります。

効果の持続期間の確認

ホワイトニングの方法や生活習慣などによって、ホワイトニング効果の持続期間に差があります。

どれくらい効果が続くのか、控えた方がいい生活習慣、効果を維持するための方法などの指導やアドバイスを受ける必要があります。

治療費の確認

ホワイトニングは、保険診療の適応を受けていません。自費診療ですから、治療費は各歯科医院で異なります。また、ホワイトニングの方法によっても治療費に差があります。

治療費がどれくらいになるのか、複数の歯科医院で見積もりをもらうなど、患者さんの労力も必要となります。

施術前の歯の色調の確認と記録

どれだけ白くなったかどうかを確認するためには、術前の歯の色がどうだったのかを記録しておく必要があります。

歯科医院にて、術前の歯の色をシェードガイドという歯の色見本を使って、ホワイトニング前に記録してのが通常です。

ホワイトニング前後の歯の色の変化を確認する方法

歯の亀裂の有無の確認

歯に亀裂やう蝕(齲蝕)があると、ホワイトニングの薬剤が歯髄を刺激し、疼痛発現の原因となるためホワイトニングは避けたほうが無難です。

失活歯か生活歯かの確認

失活歯の変色に対してホワイトニングは効果が低い上、後戻りも起こしやすい傾向があります。また、外傷を受けて歯髄腔で出血をきたした変色症例に対しても、ホワイトニングの効果は期待できません。

人工材料の有無の確認

ホワイトニングは、あらゆる歯を白くするわけではありません。

補綴物や充填物などの人工材料には効果がありません。人工材料部分の色は、再治療によって改善させるほかなく、術前に確認しておく必要があります。

再着色を起こさないホワイトニング施術後の食事

ホワイトニングを受けてから24時間以内の食事をどうするかは、再着色を防止するためにとても重要です。

避けるべき飲食物

色素の濃い飲食物は避けてください。

具体例:コーヒー・紅茶・緑茶・ワイン・カレー・ケチャップ・チョコレート・ソースなど。

再着色のリスクが低い飲食物

色素の薄い飲食物は、色素沈着のリスクが低く、再着色を避けるためにもおすすめです。

具体例:白米・うどん・食パン・ヨーグルト・豆腐・白身魚・牛乳・ミネラルウォーター・日本酒など。

歯のホワイトニング後の食事(食べ物・飲み物)の注意点

【まとめ】歯のホワイトニングで後悔する?失敗しないためのポイント

ホワイトニングの種類や後悔・失敗を防ぐポイントなどを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

  • ホワイトニングには、過酸化尿素を主成分とするジェルを用いるホームホワイトニング、過酸化水素を主成分とするジェルを用いるオフィスホワイトニング、両者を併用するデュアルホワイトニングがある
  • ホワイトニングの色調に関する後悔としては、希望の白さにならないことや色むら、色の後戻り、再着色などがある
  • 施術後の痛みや歯肉の炎症、舌感の変化、時間がかかることなどに後悔することもある
  • ホワイトニングで失敗しないためには、術前のカウンセリングをしっかり受け、既往歴・術後の注意点・効果持続期間・治療費などを確認することが大切
  • ホワイトニングの失敗を避けるためには、術前の歯の色調や亀裂の有無、失活歯・生活歯の確認や補綴物・充填物の有無の確認も重要
  • 再着色を防ぐためにホワイトニングから24時間以内は、コーヒーやカレーなど色素の濃い飲食物は避け、色素の薄い白米や牛乳などの飲食物を摂るとよい

ホワイトニングで後悔しないためには、術前の確認や医師からの詳細な説明が大切です。そして、ホワイトニングで歯を安全かつ効果的に白くするためには、豊富な専門知識と経験が必要です。
ホワイトニングを検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

南青山矯正歯科クリニックでは、厚生労働省承認のホワイトニング薬剤を使ったホワイトニングを提供しております。歯のホワイトニングを受けたいけど、以前受けて痛みが怖いといった方は、女性歯科医師の無料相談も実施しておりますので、まずはご相談にお越しください。

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