ホワイトニングに最適な頻度や回数は?オフィス・ホームとで解説
ホワイトニングは薬剤を用いて歯を白くする施術ですが、その方法にはいくつかの種類があります。
また、ホワイトニングは一度で完了する処置ではなく、方法によって必要な施術回数や施術頻度も変わってきます。
この記事では、ホワイトニングの種類や特徴、白くなるまでの施術回数や最適な施術頻度などを解説します。
この記事を読むことで、ホワイトニングの方法ごとの適した施術頻度や施術回数などを理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。
こんな疑問を解消!
- 現在よく行われているホワイトニングの種類
- ホワイトニングの種類ごとの通院回数
- ホワイトニングの種類ごとの施術頻度と通院間隔
- どのような場合に通院頻度が高くなるのか
- 通院頻度を抑えるために取り組むべきこと
目次
ホワイトニングの種類
現在行われているホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類です。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯科医院で受けていただくホワイトニングです。
効果を比較的早い段階で実感できるのが利点ですが、反面、後戻りを起こしやすいのが難点です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、マウスピースと処方をされたジェルを使って、主にご自宅でご自身にて行なっていただくホワイトニングです。
後戻りを起こしにくく、長期にわたって効果が持続するのが利点ですが、効果を実感できるまでに時間がかかるのが難点です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを同時に行うホワイトニングです。
効果を早く実感できる上、効果が長期にわたり持続する利点がありますが、費用が高いのが難点です。
ホワイトニングの通院回数
ホワイトニングのタイプによって、通院回数は異なります。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、全ての処置を歯科医院で受けます。
オフィスホワイトニングは、比較的早期に希望の白さが得られるケースが大半で、早ければ1回で希望の白さに近づくこともあります。多くの場合、診察を除くと2〜3回程度の通院回数で歯が白くなります。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、主にご自宅で行うホワイトニングですが、必要となるマウスピースは、歯科医院で製作する必要があります。
1回目通院日:印象採得
2回日通院日:マウスピースとホワイトニングジェルの受け取り
以降はご自宅でのホワイトニングになりますので、印象採得前の診察・相談などを別にすれば、ホワイトニング自体は2回ほどの通院回数となります。
ホワイトニングジェルを使い切った後、再度購入を希望する場合は歯科医院で処方を受けます。
印象採得からマウスピースの完成までの日数は歯科医院によって差がありますが、早ければ数日、長くても1週間程度です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、印象採得とオフィスホワイトニング1回目、マウスピース受け取りとオフィスホワイトニング2回目というように、処置の組み合わせによって通院回数が決まります。
組み合わせによっては、2〜3回程度の通院回数で希望の白さを得ることも可能です。
ホワイトニングの頻度と通院間隔
それぞれのホワイトニングの頻度や通院間隔をご説明します。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングの頻度は、ホワイトニングの初期では、1週間おきのペースで2〜3回程度で希望の白さが得られます。その後は、後戻りを防ぐために、3〜4か月に1回くらいの頻度でホワイトニングを受けるといいでしょう。
オフィスホワイトニングの通院間隔について、歯髄刺激などの副作用を予防するために1週間以上空けることが推奨されていますので、短期間で集中して受けるのは避けるようにします。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングの頻度について、初期では毎日、理想の白さが得られるまでは、少なくとも4回/週以上行なっていただく必要があります。
通院間隔に関して、ホームホワイトニングは、基本的にご自宅で行うホワイトニングのため、マウスピースとホワイトニングジェルを受け取った後は、歯科医院への通院は必要ありません。強いて言えば、ホワイトニングジェルを追加購入する場合に通院が必要です。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングの頻度や通院間隔は、オフィスホワイトニングに準じます。1週間おきの頻度で歯科医院に通院していただき、それを2〜3回繰り返します。
ご自宅でのホワイトニングの頻度は、ホームホワイトニングに準じます。初期では毎日、その後は4回/週以上の頻度になります。
通院頻度が多くなる習慣
ホワイトニングの通院頻度を増加させる日常の生活習慣をご説明します。
色素の濃い飲食物を好む食習慣
まず挙げられるのは、食べ物ではカレーやキムチ、チョコレート、ケチャップなど、飲み物ではコーヒーや紅茶、緑茶、赤ワインなど、色素の濃い飲食物を好んで摂取する食習慣のある場合です。
こうした色素の濃い飲食物は、歯に色素の色移りが生じやすい傾向があります。
喫煙習慣
タバコには、タールなどの歯の着色汚れの原因となる物質が含まれています。
喫煙習慣は、歯の色調にも影響を及ぼします。
口呼吸習慣
口呼吸をすると、口腔内の乾燥化に伴い歯面が乾燥します。
乾燥した歯面は、着色汚れの沈着が生じやすくなります。
通院頻度を少なくする方法
ホワイトニングの通院頻度を減らすためには、日常の生活習慣の改善が効果的です。
再着色を防ぐ食習慣
ホワイトニング後は、歯面を被覆しているペリクルが消失するため、再着色のリスクが高まります。
ホワイトニングを受けた後は、色素の濃い飲食物の摂取は避けるようにします。また、ホワイトニング後だけでなく、日常的に色素の濃い飲食物を摂取した後に、水を飲むことによる歯面の色素成分の洗浄を習慣化することは、ホワイトニングの効果を長持ちさせるため、ホワイトニングの通院頻度を少なく抑えられます。
禁煙
禁煙は、健康増進だけでなく、タバコによる歯の色調悪化を予防するために欠かせません。
ご自身での禁煙が難しい場合は、医療機関の禁煙外来を受診したり、禁煙グッズを利用したりする方法もあります。
PMTC
定期的に歯科医院でPMTCを受けると、歯面の着色汚れを除去できます。
着色汚れからの色素移りを予防できるため、定期的なPMTCもホワイトニングの通院頻度を減少させるために効果的です。
ブラッシング
食後のブラッシング習慣も、ホワイトニングの通院頻度を減らします。着色汚れの除去効果の高い歯磨剤を使うと、より効果的です。
食後のブラッシングには、歯面に付着した飲食物からの色移りを減少させる効果が期待できるからです。
【まとめ】ホワイトニングに最適な頻度や回数は?オフィス・ホームとで解説
ホワイトニングは、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングと3種類あります。
ホワイトニングの効果を得るために必要な施術回数や通院頻度を抑える方法などを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。
ここがポイント!
- ホワイトニングには、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類がある
- 通院回数は、オフィスホワイトニングで2~3回、ホームホワイトニングで2回程度、デュアルホワイトニングで2~3回程度
- オフィスホワイトニング初期の施術頻度は、1週間おきで2~3回、後戻り予防で3~4か月に1回が目安
- ホームホワイトニング初期の施術頻度は毎日、その後は週に4回以上が目安
- デュアルホワイトニングの通院回数や頻度、間隔はオフィスホワイトニングやホームホワイトニングに準じる
- 色の濃い飲食物の摂取や喫煙・口呼吸の習慣は歯の着色をまねいて通院頻度を上げる可能性がある
- 通院頻度を抑えるには、食生活の見直しや禁煙、PMTC、ブラッシングなどが有効
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、方法がまったく異なるため最適な頻度や回数にも違いがあります。
白く美しい歯を手に入れるために、各ホワイトニングの特性を理解し、それぞれに適した頻度や回数で施術を受けるようにしましょう。
南青山矯正歯科クリニックでは、「高い効果」と「無痛であること」に配慮したホワイトニングを提供しております。歯のホワイトニングを検討中の方は、まずは診察・相談にお越しください。女性歯科医師が施術について、丁寧にご説明させていただきます。