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高校生のセラミック治療はあり?治療開始の最適な年齢は?

高校生がオールセラミックの治療をするのはあり?なし?最適な年齢は?

思春期頃になると、見た目にも気を遣うようになります。
自分の歯の形や歯並びが気になるものの、歯列矯正のように時間をかけず、「短期間できれいな歯を手に入れたい」と望む人も多いことでしょう。
そのようなケースでは、セラミック治療が有効な場合があります。

この記事では、セラミック治療、特に高校生くらいの年齢で受けるセラミック治療について解説します。
この記事を読むことで、セラミック治療が向いている年齢や治療を受ける前に知っておくべき注意点を理解でき、下記のような疑問や悩みを解決します。

こんな疑問を解消!

  • セラミック治療とはどのような治療なのか?
  • セラミック治療の適応年齢
  • セラミック矯正の概要とメリット
  • 高校生がセラミック矯正を受ける際の注意点

セラミック治療とは

セラミック治療とは

虫歯などによって一部を欠損してしまった歯や、生まれつき正常な形態や正常な生え方をしていない歯に対し、歯の一部または全周を削って型を採り、理想的、機能的な色や形態をした補綴物(被せ物)を装着する治療をセラミック治療と呼びます。

薬剤の影響や先天的な原因により歯の変色がある場合など、ホワイトニングでは対応できないようなケースでも対応が可能です。

その治療の性質上、必ず歯を削る必要があり、場合により抜髓という歯の神経を取り除く処置を行わないと十分な結果を得られないこともあります。

セラミック治療の詳細はこちら

セラミック治療に年齢制限はある?

セラミック治療は具体的に何歳以下は適応外という決まりはありません。しかし、年齢によってはセラミック治療以外の選択肢がある場合にはそちらを選択したほうが良いこともあります。

たとえば、生まれつき歯がない(先天欠損)部分があり、そこに歯を入れたいと考えたとき、セラミックのブリッジを入れて欠損部を補い見た目と機能を改善させることができますが、成長の余地が残っている場合にはブリッジを入れてしまうとその部分では骨の成長に伴う変化が妨げられてしまうため、セラミック治療が可能な年齢まで待機するか、他の歯の状況にもよりますが矯正で対応することもあります。

セラミック治療での歯並び改善(セラミック矯正)

歯並びが気になる場合、セラミック治療を応用して歯並びを改善させる方法があり、セラミック矯正と呼ばれています。

たとえば「前歯が少し後ろに傾いていて不自然に感じている」場合だと、セラミッククラウンで歯の傾きの角度を変更させて、自然な見た目を獲得することができます。

通常の矯正では歯を動かす期間と同程度の歯を保定(固定)する期間が必要になり、その結果治療全体としては年単位かかることが多くあります。一方、セラミック矯正では治したい部分に限定して処置を行うことで、数か月という通常の矯正に比べれば短期間で終了することが可能です。

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セラミック矯正が向いている場合

セラミック矯正は、限定された範囲で歯の形を変えることで改善がはかれる場合には向いているといえます。

たとえば、第二側切歯(前から2番目の歯)によく見られる形態異常で矮小歯円錐歯と呼ばれるものがありますが、よく見える場所に明らかに形の違う歯が存在してしまうことでコンプレックスに感じる方もいます。

こういった場合には、両隣の歯とのスペースが十分にとれているのであればセラミック治療を行うことで左右のバランスがとれた形の歯にすることができます。

セラミック矯正の限界・注意点

セラミック矯正は通常の矯正のように歯を動かすのではなく、歯の見えている部分を削って形を変えるものです。

そのため、歯の傾きを大きく変えなければならないなど、求める結果によっては歯の神経を取り除いたうえで処置を行うことになり、歯の寿命を短くしてしまう可能性があるなど、慎重に考えた方がよいこともあります。また、年齢によって歯茎の位置は変化し、23〜25歳頃になり安定するといわれています。

高校生のような早い年齢でセラミッククラウンを入れた場合、歯茎の位置が変化したときに歯とセラミッククラウンの境界面が見えるようになってしまうこともあります。そのため「セラミック矯正をする!」と決める前に、セラミック矯正でないとできないのか?通常の矯正ではできないのか?など、歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

【まとめ】高校生のセラミック治療はあり?治療開始の最適な年齢は?

セラミック治療の概要や高校生がセラミック矯正を受ける場合の注意点などを解説しました。
この記事では、下記のようなことが分かったのではないでしょうか。

ここがポイント!

  • セラミック治療とは、歯の一部または全周を削って型を採り、セラミックの補綴物を装着する治療
  • セラミック治療に年齢制限はないが、成長の余地が残っている場合は、他の治療を選択するほうが良いこともある
  • セラミック治療を応用して歯並びを改善させるセラミック矯正は、処置範囲が狭いため通常の歯列矯正より短期間で終了する
  • セラミック矯正では抜髄が必要なケースもあるが、その場合は歯の寿命が短くなるリスクがあるため慎重な判断が必要
  • 高校生くらいでセラミッククラウンを入れると、将来的に歯茎の位置が変化して歯とセラミッククラウンの境界面が見えるようになる場合もある

セラミック治療は比較的短期間で美しい見た目を得られますが、一度削った歯は戻せないため、事前に十分な診査と慎重な判断が必要です。特に高校生では、将来的な変化や予後を考慮しなければなりません。
歯列矯正など、ほかの方法がより適切な場合もありますので、他の選択肢も視野に入れて歯科矯正を検討するとよいでしょう。

南青山矯正歯科クリニックでは、セラミッククラウンを用いたセラミック矯正だけでなく、従来からの歯列矯正に加え、インビザラインといったマウスピース矯正にも対応しております。そのため、年齢だけでなく患者様のご希望によって、様々な歯科矯正をご提案可能となっております。

小・中・高校生から歯列矯正を始めるメリットとデメリット

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